埼玉から入試がはじまりました。毎日、いろんなことが起こって、なんだか、落ち着かない日々が続いています。
さて、今日は、少し私の仕事の話です。
仕事で、若者の短い作文(数十字〜200文字くらい)を読むことがあります。大量の作文を読むと、内容よりも、文章としての体裁が整っているかどうかという点が気になります。*1
- 誤字があるので気をつけてください。
- 主語を書いてください。
- 接続語を適切に使うといいです。
この辺りは、以前から多くて、細かいと言われながら、ついコメントに書いてしまいます。そして ... なぜか、最近多いのが....
- 文の終わりに、句点を書いてください。
....句点がないと、終わってるんだか、終わってないんだかわからないなぁ...と思いつつ、少し前の公開模試の会場で国語の先生が言っていたことを思い出しました。
「桜の国語の記述の問題では、何を書いていいかわからず、書きかけになってしまっても、必ず、最後に句点を書いてください。」
お話を聞いた時は、英検だって、ピリオドがなくても、たいして減点されないのに、国語の記述問題で句点の有無がそんなに重要なのかと疑問に思っていましたが...なるほど。読む人の気持ちになると、「。」がついていないと、「書きかけの文」と考えて、採点の対象にしないということが理解できました。一方で、「。」がついていると、「書き終わった文」と考えて、そこまで見ます。そして、状況によりますが、採点の対象になる可能性があると思います。「句点の有無は、とっても重要」ということを実感しました。
中学入試に限らず、高校、大学入試でも同様だと思います。
みなさん、文で書く問題は、文の終わりに句点をわすれないように気をつけて、今後のテスト頑張ってください。
*1:国語の先生とかではありません。念の為。