のんびりさんの中学受験!?

小学生の娘と夫と私...3人4脚でがんばろう!

全国公立中高一貫校(5年)チャレンジテストを受けてきました。

今日は、通っている教室から、案内のあった「全国公立中高一貫校チャレンジテスト」を受けてきました。通っている教室から案内があったとはいえ、別校舎と同じビルにある個別指導塾ユリウスでの実施だったので、ちょっと緊張した様子でした。

「ほとんど、埋められら」と言って帰ってきましたが...どういう結果になるか楽しみです。

 

 

全国公立中高一貫校チャレンジテストとは

全国公立中高一貫校チャレンジテストは、公立中高一貫校適性検査対策テストを実施する全国中学入試センターの実施する適性検査の5年生を対象とする体験テストです。首都圏ではユリウスの教室で実施されているようです。

日能研のやっている「全国小学生テスト」の適性検査バージョンのようなものだと思います。

 

全国公立中高一貫校チャレンジテスト

公立中高一貫校適性検査対策テスト

受検後の感想

試験の内容と難易度

テストは「適性検査I(45分)」「適正検査II(45分)」の2科目です。

「適性検査」は、もっと教科横断的であったりとか...普通の教科別テストとは出題内容が違うのかと思ったのですが、そんなことはなく、問題の形式(質問のしかた)が、少し違うだけだと思いました。

「適性検査I」は、算数、社会、理科の総合問題です。難易度は高くはないと思いますが、図や表、資料を見ながら子どもと大人(または子どもどうし)の会話を読んで答える問題です。日能研で受けるテストとしては「思考力育成テスト」の問題(?)に近いでしょうか。答えは、記号で答える問題、単語で答える問題、短文記述問題がありますが、問題は少ないので(時間も短かったのですが...)回答する時間は十分あると思います。

「適性検査II」は、国語の総合問題です。文章が与えられてその文章をもとにといが設定されています。読む文章の長さは、普段のテストで読んでいるものより短く問題も少ないですが、最後に条件に従って自分の考えを書く作文(200文字程度)があります。

受検した子どもの感想

今回受検したのがユリウスの教室は、日能研の教室に隣接するスペースでした。テストを受けるお部屋は、個別指導のブースで、周囲に誰がいるかはわからなかったそうです。

はじめてのテストで、解答用紙を見たときに、「難しそう」と感じたようですが...普段のテストより簡単なだったという感想でした。各教科の出題範囲も、理科の一部を除き、ほとんど塾で習った範囲だったということです。

自己採点

全国公立中高一貫校チャレンジテストの結果について...他のサイトで「答案を返していただけない」という記載を目にして心配していましたが、子どもの受けた校舎では、普通の育成テストや全国テストと同様に、答案は返していただきました。解答・解説もいただいたので、一通り自己採点をしてみました。

とはいえ...記述が多く、素人では採点基準が正確にはわからない(特に作文!)ので、テキトー採点です。後日、返却の会が設けられるというので、楽しみに、待とうと思います。

適性検査I

適性検査I については、「簡単だった」という感想ではありましたが..自然科学分野では水圧が出題されていて「まだ、習っていない」ということで「未着手」でした。

後で、両親から...「時間があったなら、テストなんだから山勘でもなんでも埋めとくもんだ」と言われて...「うーん」と、ちょっと納得できない様子でした。

マル・バツをつけたところ、バツが目立ちました。問題が難しくないので少し残念です。娘と一緒に簡単に振り返りましたが...計算間違いもあり、難問でない分、ちょっと残念な結果かもしれません。

適性検査II

心配した「適性検査II」の作文では、模範回答と子どもの書いたものを見ると、素人目で見ると以下のポイントを満たしていて、ある程度かけてはいるのと思いました。

  • 指示通りかけている。
  • 自分の立場に明らかにしている。
  • 理由が書いてある。

一方で、次のようなところが十分ではないと感じました。

  • 理由が抽象的で伝わりにくい
  • 視野が狭く、自分目線の書き方になっている
  • まとめで、冒頭の結論を繰り返している (→言い換えたほうがいい)

まとめ

感想として、このような問題であれば、適性検査型の入試では適性検査で問われるの国語力(読解力と作文、国語的常識)の問題では差がつかないという印象を持ちました。都立の中高一貫校でも「適性検査III」のない学校では「報告書※」「適性検査II」の作文の問題が合否を分けるのかもしれません。

うちの近所の学校は、いずれも「適性検査I」の配点が比較的高く、数理的な思考力を問う「適性検査III」を実施しているので、うちの子でもチャレンジできるかも...と思いました。...ただし...都立なので...報告書の学習の記録の部分が得点化されて(換算点が)加算されるので、できないことがある(泳げない、鍵盤ハモニカが不得手...とか)うちの子には、少し厳しいかも...とも思います。

※ 公立では、5年生と6年生の報告書の学習の記録(国語、算数、社会、理科、体育、音楽、図工、家庭科、英語の9教科の評定)が得点化されて得点に加算されます。配点は学校によって違うのですが、不得意がなく、オール3に近い点数がとれていることが大切です。(高等学校の推薦入試のように特別活動の加点などは考えていただけない学校が多いです。)