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小学生の娘と夫と私...3人4脚でがんばろう!

【子どもとお出かけ】嬬恋村に行ってきました

あれは,塾で農業の勉強をしていた頃。

「嬬恋に行くと一面のキャベツ畑が広がってるんだよ。」

「!?」

「(コロナ)前に、通ったことあったじゃない。」

「行ってないよ。行きたいよ。」

 

...というわけで、嬬恋へ。…でもいいの?もっと楽しいところに行ったほうが…ととしては心配ですが…の希望で、ちょっとお勉強を休んで、日帰り群馬の旅に行ってきました。

嬬恋村について

場所

嬬恋村は、長野県の軽井沢町の北側に位置する群馬県の西端の村です。群馬県の形は上毛かるたの「つ」の札「つる舞う形の 群馬県」でも知られるように、鶴が舞う美しい姿に例えられますが、ちょうどその「鶴の尾(足?)」の部分にあたります。

嬬恋村は、群馬県の最西部に位置する村で、長野県軽井沢町, 御代田町の北側に位置する高原の村です。

東側は群馬県の草津町、長野原市に隣接しており、北側は長野県の軽井沢町、御代田町、小諸市、東御市、西側は上田市、須坂市、高山村に隣接しています。群馬県と長野県の県境に位置していて、長野県の境には1000m-1500mの山地(高地)が連なっています。

北に万座温泉、西に鹿沢温泉など伝統的な温泉をはじめ、村内に多くの温泉があります。

上毛かるた

上毛かるた

  • 上毛かるた
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地形と気候

標高1000メートル以上の部分が多い高原で、周囲を浅間山、本白根山、草津白根山などに囲まれています。気候は亜寒帯湿潤気候(Df)、夏季は日中平均気温が20℃と涼しいが、一方で、冬季は平均気温が零下で、1日の最低気温の平均が-10℃くらいで、最も寒い日は -15℃程度になることもあります。

嬬恋村(田代)の2021年の月別気温と降水量のグラフ*1

地名の由来

倭健尊(やまとたけるのみこと)が景行天皇の命で東方へ赴くとき、途中、嵐で遭難しかけた時に、妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)が海に身を投げて、海の怒りを静めました。*2*3

この東征からの帰り道、倭健尊が碓日坂(今の鳥居峠)で、亡き妻を思って「吾嬬者耶(あづまはや)」(ああ、わが妻よ、恋しい)と呟いた...という言い伝えがあって、それがもとになって、嬬恋村の名前が付けられたそうです。

「嬬恋カルタ」の「つ」の札は「嬬恋の 由来は古し 吾嬬者耶」にも取り上げられています。

ecotourism.or.jp

嬬恋村のキャベツ生産

嬬恋村のキャベツ生産の歴史は古く、すでに1970年頃から始まっていたそうです。も小学生の時に習って(NHK教育テレビの番組を見た)、「すごいな」と思ったものです。

www2.nhk.or.jp

キャベツの生産地としての群馬県と嬬恋村

一面のキャベツ畑

そして、なんと夏季のキャベツ出荷量は1970年から50年連続で、群馬県が全国No.1 ということです。年間でみると生産量は冬季No.1の愛知県と、トップを争っています。*4群馬県と愛知県のキャベツ生産量のシェアは、ともに18%をこえていて、3位の千葉県、4位の茨城県*5、5位の長野県*6とは大きく差をつけています。

また、夏秋だけでいうと、群馬県は全国の半分をこえる収穫量があり、嬬恋村では、その9割程度を生産しています。JA嬬恋村によると、7月から10月の間に約1億5000万個ものキャベツが作られています。1億5000万個といってもイメージがしにくいですが、一列に並べると地球を1周をこえるほどの数だそうです。*7

嬬恋村とキャベツ栽培

向かい側の山の麓に広がるキャベツ畑

向かい側の山麓に広がるのキャベツ畑(Aisaiの丘からの眺望)

嬬恋村のキャベツ栽培は昭和のはじめ頃から始まり、その土地の風土にあって広まっていきました。戦後、1945(昭和20)年には国鉄長野原線*8が開通し、東京や神奈川の市場への出荷がしやすくなりました。また、1946年に東京都の野菜供給基地としての指定(食糧緊急措置令)を受け、さらに大規模に栽培されるようになり、1966 年には夏秋キャベツの野菜指定産地となりました。

主婦感覚で言うと、第2次ベビーブームによる人口の増加もあって、首都圏で夏にキャベツが手頃な価格で、安定して手に入るようになったというのは、家庭にとっても嬉しいことだったと想像します。

キャベツは涼しい気候を好む作物で、嬬恋村で大々的にキャベツが作られるようになったのは気候が栽培に適しているからと言われています。

  • 栽培に適した環境
    • 夏期(6月〜9月)の気温が20℃程度
    • 昼夜の温度差が大きい
    • 夏季の降水量が多い
    • 火山灰を含む排水の良い栄養豊かな土

今回の旅行

経路(キャベツ畑の中心まで...)

嬬恋村のキャベツ畑の真ん中 愛妻の丘のプレート

愛妻の丘

東京方面から、首都高→関越(藤岡Jct)から上信越道の碓氷軽井沢ICを出て、下仁田軽井沢線を軽井沢方面へ、途中、迂回路の案内があるので、軽井沢の町を避けて迂回路(下仁田街道)へ。浅見光彦の家の前を通って軽井沢風越公園エリアを通り過ぎて突き当たりを右折(北へ)、国道18号を目指して進みます。国道へ出たら、国道18号を進んで中軽井沢駅付近で、国道146号を北へ進みます。峠の茶屋から鬼押しハイウェイ(有料道路, 260円+320円)を通り、おもちゃ王国の手前で左折して、大笹軽井沢線(県道235号)へ、そのまま進んでゴルフ場の間の道(Royal Blue Golf Resort)を左折して進むと、間も無くつまごいパノラマライン南ルートになります。*9パノラマラインを南から北へキャベツ畑のドライブを楽しむと、「愛妻の丘」という場所につきました。

朝家を出たのは6時すぎだったのですが、休日だったためか高速道路がかなり混雑していて、碓氷軽井沢ICは10時頃になっていました。ICを降りた後の軽井沢へ向かう道も混雑が予想されたので、今回は迂回路を利用しました。迂回路は基本的には空いていましたが、国道18号を軽井沢方面に向いて進む部分は混雑していて渋滞に近い状態でした。また、146号を北へ向かう途中、ハルニレテラスやピッキオなどがる、星野エリアは混雑して走りにくいですが、千ヶ滝エリアを過ぎると、車通りが少なくなり走りやすくなります。

鬼押ハイウェイの途中、浅間山を見るために「浅間六里ヶ原休憩所」にとまろうとしたのですが、残念ながら臨時休業で、浅間山は車中から見ました。晴れ渡っていて、浅間山の姿が、とても美しく見られました。

そして、愛妻の丘に着いたのは、ちょうど、お昼頃だったと思います。

キャベツ畑にひとり

見渡す限りのキャベツ畑,まるで世界中に私たち3人しかいないみたい。

キャベツ畑にひとり

つまごいパノラマラインは、キャベツ畑の中を通る道なので、どの方向も山に囲まれていて、見渡すかぎりのキャベツ畑を満喫できました。時間的に、農作業をされている方もあまり外に出ていなかったので、本当に、「キャベツ 畑に ひとり」*10といった感じでした。...もっとも、家族で行ったので、少しの孤独と...家族のいる幸せを感じたといったところでしょうか。

キャベチュウ(キャベツの中心で愛を叫ぶ)

愛妻の丘の全景、嬬恋晴レルヤ

愛妻の丘(全景)

愛妻の丘は、キャベツ畑の真ん中に造られた、ちょっとした丘です。愛妻の聖地、嬬恋の聖地中の聖地だそうです。訪れたときは、ちょうど「嬬恋晴レルヤ」というイベントをしていて、虹の形にお花を植えてありました。

愛を叫ぶための専用の叫び台(ハグ台という人もいるようです)があって、2006年から毎年「キャベツの中心で愛を叫ぶ(キャベチュウ)」というイベントが実施されています*11。叫び台からの眺望は素晴らしく、愛を叫ばない方も、ぜひ家族で登ってみてください。また、愛妻の鐘という鐘もあり、子供と一緒に鳴らしている家族も多かったです。も、登って鐘を鳴らしました。

tsumatabi.com

キャベツランチ

愛妻の丘を満喫したところで...少しお腹が空いたので、食事に場所を探して、愛妻の丘でもらったガイドマップに掲載されていた、パノラマライン南ルートにあるブルワリー(ビール醸造所)のレストランを目指します。

食事は、ご当地のキャベツを使用したキャベツとアンチョビのピッツア、キャベツサラダ、それから、パスタを一皿頼んで、家族でシェアして食べました。

キャベツたっぷりのピザの写真。ランチに食べました。

キャベツピッツァ

キャベツサラダはソロという小さい方を注文したのですが、小さめのお皿に可愛らしく山に盛ったものがサーブされました。添えてあるドレッシングと一緒にいただきましたが、キャベツは柔らかくて、ドレッシングがいらないほど、甘くて美味しかったです。

山盛りの新鮮キャベツのサラダ、柔らかくて、とても甘かった!

キャベツサラダ

そして...東京へ

帰りは、国道を東へ進み渋川伊香保ICから関越自動車道に乗って東京に帰ってきました。本当に、嬬恋村に行ってキャベツ畑を見ただけのワンデイトリップでした。車に乗っていただけですが、久しぶりに、軽井沢付近の林の道を走って、ちょっと結婚する前のことを思い出したりしながら...リフレッシュすることができました。

一日、運転してくれた夫に感謝です。

おみやげ

群馬に行ったので、やはり、ガトーフェスタハラダのラスクを買ってしまいました。季節のご挨拶にもいいですね。

あと、今回は買わなかったのですが、お食事をした場所の近くに養蜂場があって、お食事をしたお店でもはちみつを売っていました。大瓶を買って嬉しそうにしている、小さな女の子もいて、微笑ましかったです。

 

*1:気象庁のデータにより作成

*2:この下は「木更津」の名前の由来としても有名です。

*3:君津、木更津、嬬恋村の名前の由来全てについて、諸説があるようです。

*4:2019年は群馬県、2020年は愛知県がNo.1。

*5:千葉・茨城は春キャベツの生産地

*6:夏季の第2位

*7:キャベツの直径を30cm とすると、1億5000万個x30cm=4万5000Km

*8:現在は吾妻線

*9:南側からくると、曲がるポイントが分かりにくいので注意!!(北側からの場合は看板があり分かりやすいです。)

*10:咳を しても 一人 / 尾崎放哉(おざき ほうさい)による自由律俳句

*11:COVID19感染症拡大防止の観点から2020年と2021年は中止