は、実は、小さい頃は、「本が好き!」っと言いながら...本を選ぶのが苦手なのか、きちんとした文章をあまり読まない子でした。そのが、長編の物語を読むきっかけになったのが映像作品でした。例えば、アニメ映画「若女将は小学生」だったり、映画「ハリーポッター」だったり、映像作品を見て感動したら...その後は「本も読んでみたい!」と言って読み始めるのです。
この夏も、そんな読書のきっかけになるような映像作品を、子供と一緒に見ようかな?と思って調べてみました。
DIVE(ダイブ)
テレビアニメ「DIVE」は、飛び込み競技を題材にした青春スポーツアニメです。
原作「DIVE!!」(森絵都・著)は、2000年頃に書かれた作品で、はじめは児童文庫で出版されたようです。作者の森絵都さんは、この作品で、小学館児童出版文化賞を受賞されています。今でもよく読まれているベストセラー作品で、ドラマ化もされています。
森絵都さんは中学入試頻出の作家さんで有名ですね。
バッテリー
テレビアニメ「バッテリー」は、野球を題材にした青春スポーツアニメです。原作の小説の出版から20年を記念して作られました。
映画の原作、「バッテリー」(あさのあつこ・著)は、誰もが知っているベストセラーで、これまでも、ラジオドラマ、ドラマ、コミカライズ版など多くの作品が作られています。
あさのあつこさんも、中学入試ではよく聞く作家さんですが、この「バッテリー」と言う作品は、2004年〜2016年の間に30以上の中学入試の国語の題材になったそうです。
ペンギンハイウェイ
「ペンギン・ハイウェイ」は森見登美彦の同名の小説のアニメ映画版(2018年)です。とにかく、ペンギンが所構わず飛び回っているという印象の映像作品です。
原作小説は単行本で出版され、のちに文庫化されていますが、その後、小学生むけに角川つばさ文庫にも登場しました。森見登美彦さんは、この作品で第31回日本SF大賞受賞されています。
当時は、話題の作品で、サレジオ学院中学校 (2012年)や法政大学中学校 (2012年)などの入試で国語の題材に選ばれています。
おわりにかえて〜アニメだっていいじゃない?
が高校生の時、クラスの女子のほとんど全員(といっても10人いないんだけど...)が大和和紀さんの「あさきゆめみし」を読んでいました。そして、古典のテスト範囲に「源氏物語」が入るときは、該当する部分を読み返したものです。
国語(や英語)の長文の問題では、扱われている題材を理解していることが有利に働きます。もちろん、与えられた文章を読み込むことが基本です。ですが、予備知識として、映像作品を見ることや、その題材に関する別の資料んだり映像で見ることで、その文章の理解が助けられる場合も多いです。
子供にとっては、「きっかけ」という意味でも映像作品に触れることは意味があります。
受験勉強の合間に、家族で映像作品に触れてみませんか?